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バイクの自賠責保険と任意保険の違いとは?事故時に任意保険未加入のリスクも解説

バイク免許と交通ルール
目次

バイクにおける自賠責保険と任意保険の違いは、補償の対象となる範囲です。自賠責保険が相手のけがや死亡に対する補償だけを最低限補うのに対し、任意保険は相手の物や自分側の損害まで幅広くカバーします。

バイク事故が起きた際に任意保険未加入であると、自賠責保険では補償されない損害を自分で負担しなければならず、重い金銭的負担を抱える恐れがあります。

本記事では、バイクにおける自賠責保険と任意保険の違いを整理しながら、任意保険に未加入のまま事故に遭ったときのリスクやその対策、保険料を抑える工夫を解説します。

自賠責保険は義務、任意保険は任意

バイクのフロント部分

バイク保険には大きく分けて「自賠責保険」と「任意保険」という2つの種類が存在します。ここではそれぞれの特徴について見ていきましょう。

自賠責保険

自賠責保険は法律(自動車損害賠償保障法)で加入が義務付けられています。仮に自賠責保険未加入でバイクを運転した場合、刑事罰が科されます。1年以下の懲役または50万円以下の罰金です。

さらに行政罰も科されます。交通違反として違反点数6点が付され、免許停止処分となります。また自賠責保険証明書の不所持でも30万円以下の罰金です。したがって自賠責保険には絶対に加入し、証明書を常に所持してバイクを運転しましょう。

任意保険

任意保険はその名の通り免許所有者が任意に加入するバイク保険のことです。法で加入が強制される自賠責保険と異なり、任意保険に加入しなくても罰則はありません。

バイク運転者は任意保険の加入率が低い傾向にあります。損害保険料率算出機構の調査によれば、加入率は全体で約40〜45%です。普通乗用車運転者の任意保険加入率が約90%前後で、比較するとその低さが際立ちます。

加入率が低い理由としては、バイク運転者は比較的若い人が多いことが挙げられます。保険料の負担が相対的に大きいため、加入をためらっている場合が多いです。

参考

損害保険料率算出機構「2024年度版 自動車保険の概況」

自賠責保険と任意保険の違い

保険と書かれたブロック、電卓、スマホ

自賠責保険と任意保険は、加入義務だけでなく補償範囲にも大きな違いがあります。特に、対物賠償や自分のけがへの備えは、自賠責保険だけでは対応できません。

主な違いを確認しておきましょう。

補償項目

自賠責保険

任意保険

加入義務

法律で加入が義務

加入は任意

対人賠償

相手のけがや死亡を上限内で補償

自賠責保険の上限を超える分まで補償可能

対物賠償

対象外

相手の車や建物などを補償可能

搭乗者のけが

運転者本人は対象外
同乗者は事故状況により対象

搭乗者傷害保険や人身傷害補償で備えられる

自分のけが

対象外

人身傷害補償などで備えられる

自分のバイク

対象外

車両保険を付けると補償可能

示談交渉

代行なし

保険会社が代行する場合あり

それでは具体的に自賠責保険と任意保険の補償内容について見ていきましょう。

自賠責保険の補償内容

自賠責保険の補償内容は、迅速かつ公平な保険金の支払いのため、国により一律の基準が決められています。まず傷害による損害への補償が最高120万円です。補償には治療関係費・休業損害・慰謝料などが含まれます。

死亡による損害への補償は最高3,000万円です。補償には逸失利益・慰謝料・葬儀費が含まれます。後遺障害による損害への補償は、障害の程度により限度額が定められています。

神経系統・精神・胸腹部臓器に著しい障害があり、常時介護が必要な場合は最高4,000万円、随時介護の場合は最高3,000万円です。

それ以外の障害では程度により等級が1級から14級まで割り当てられ、1級で3,000万円、14級で75万円となります。なお自賠責保険では加害者・被害者の車両などへの補償(物損)はありません。

任意保険の補償内容

任意保険では、自賠責保険でカバーされていない損害への保険を自分で設定できます。

主なオプションとしてはまず対物賠償責任保険が挙げられます。物損事故の補償は自賠責保険ではなされないため、任意保険でぜひ設定しておきたい保険です。

また搭乗者傷害保険では運転者だけでなく搭乗者の損害も補償されるので、二人乗りをする人にはおすすめです。他にも盗難や火災に対応した車両保険や、無保険の加害者に対応した無保険車傷害保険などがあります。

このように補償内容を検討して、自分にあった保険を作り上げることを可能にしているのが任意保険の特徴です。

バイク事故で任意保険未加入だった場合どうなる?

バイクにまたがる男性

「自賠責保険があるから大丈夫」と考える方は少なくありません。しかし自賠責保険で補償される範囲は限られており、任意保険に未加入のままバイク事故に関わると、加害者・被害者のどちらになっても十分な補償を受けられない恐れがあります。 

ここでは、自分が事故を起こした場合と相手が無保険だった場合に分けて、想定されるリスクと必要な備えを解説します。

任意保険未加入でバイク事故を起こしてしまった場合

任意保険未加入でバイク事故を起こした場合、自賠責保険で補償されるのは、原則として相手方の人身損害に限られます。

例えば、相手の治療費や休業損害が300万円になった場合、自賠責保険における傷害部分の上限は120万円であるため、超過分の180万円は自己負担になる可能性があります。

また、自賠責保険は物損を補償しません。相手の車両のほか、信号機や店舗の壁などに損害を与えた場合でも、その修理費や賠償金は支払われません。自分自身の入院費や通院費も補償の対象外です。 

さらに、保険会社による示談代行サービスも利用できないため、相手方やその弁護士との複雑な交渉を自分一人で進めなければならない点にも注意が必要です。

参考

損害賠償を受けるときは?|国土交通省

任意保険未加入の相手との事故に遭った場合

任意保険未加入の相手との事故に遭った場合、相手に十分な資力がなければ、本来受け取れるはずの賠償金を回収できません。最悪の場合、泣き寝入りに近い結果に終わる恐れがあります。

こうした事態に頼りになるのが、自分自身で確保しておく補償です。任意保険に「人身傷害補償」を付けておけば、相手の支払い能力に関係なく、自分や同乗者の治療費などが補償されます。さらに無保険車傷害特約があれば、無保険の相手から十分な賠償を受けられない場合でも、不足分をカバーできます。

また、相手が不誠実な対応をした場合に備えられるのが弁護士費用特約です。交渉や請求を弁護士に任せられ、費用面の心配を抑えながら、正当な賠償を求めやすくなります。

バイク事故の相手は9割超が自動車

車とバイクのミニチュアが並んでいる

バイクの事故は、バイク同士で起こるよりも、車を相手にした事故が圧倒的に多いという特徴があります。 

警察庁の資料によると、二輪車の車両相互事故では、相手当事者の多くを自動車が占めています。令和5年の二輪車乗車中の死者数では、車両相互事故の相手の96.8%が自動車でした。 

それほど事故相手として車が多いにもかかわらず、先述したとおり、バイクの任意保険の加入率は全体で4割ほどにとどまり、9割前後とされる普通乗用車を大きく下回ります。 

相手が車であれば修理費は高額になりやすく、同乗者が重いけがを負う可能性も高まります。負担の重い事故が起こりやすいのに、備えが薄いまま走り続けるライダーが多いのが実情だといえます。

出典

令和5年における交通事故の発生状況について|警察庁 

万が一に備えて任意保険に加入がおすすめ

バイクを運転するならば、自賠責保険だけでなく任意保険に加入することを強く推奨します。理由は以下の通りです。

自賠責保険では補償範囲が狭い

上述したように自賠責保険は任意保険と比較して補償範囲が狭いです。

物損事故への補償も、搭乗者への補償もありません。また自賠責保険は損害額の上限も定まっています。色々なリスクを考えて、補償範囲は広いほうがいいでしょう。

高額な賠償金が請求される事故が増えている

また近年では交通事故により相手を死亡させたり、重い後遺症を負わせたりした場合、高額な賠償金の支払いを命じる判決が相次いでいます。

仮に前途有望な若者を死亡させた場合、その逸失利益(生涯賃金)と慰謝料を合わせれば推定3億円以上の賠償金です。

自賠責保険の上限(死亡時)は3,000万円ですから、とてもまかなえる金額ではありません。したがって補償額に上限がない任意保険に加入する必要が出てきます。

保険料が気になる時の対策

任意保険に加入したくても保険料が気になって入らない人は多いことでしょう。

保険料を抑える方法はいくつかあります。まずインターネットで保険を申し込むと、ネット割引が適用される場合があるため、割安です。また保険料はバイクの使用頻度と走行距離によってある程度決まるので、自分の使い方にあった保険を選ぶことが節約につながります。

さらに125cc以下のバイクを運転している場合にはファミリーバイク特約が使えます。

ファミリーバイク特約とは、家族の自動車の任意保険に付帯する特約です。単体でバイクの任意保険に加入するよりも安くなります。

ただし、保険料に加えて、車検や整備、保険の加入手続きまで含めた維持の手間を負担に感じる方もいるでしょう。そうした場合は、手厚い補償が最初からセットになったレンタルバイクを選ぶのも賢い選択肢です。

レンタルバイクサービス 「マンスリーバイクMK」は、常に整備された車体に乗れるうえ、任意保険付きのプランを選択すれば、維持費や管理負担を抑えながら利用できます。

公式

マンスリーバイクMK

まとめ

バイクの自賠責保険は、相手のけがや死亡を最低限補うための保険であり、相手の物や自分側の損害までは守ってくれません。

任意保険に加入すれば、対物賠償や自分のけがへの補償に加え、示談交渉の代行や弁護士費用特約など、頼れる備えがそろいます。

心からバイクの運転を楽しむためにも、自賠責保険に任意保険を上乗せして、しっかり備えておきましょう。 

 「マンスリーバイクMK」のレンタルバイクサービスは、全車両が任意保険に加入済みなので、万が一の事故の際も補償が受けられ、初めての方でも安心して利用できます。保険や維持の手間をかけずにバイクを楽しみたい方は、検討してみてはいかがでしょうか。 

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